持って生まれたモノを利用する
欲求の多くは生存本能
ソーシャルディスタンスで子どもは学校に行けず、親は業種によって自宅待機か自宅で仕事。これで家にいること(身体を動かさないこと)が苦痛であるか分ったひともいると思います。
私事ですが、学生の時に5週間入院してそのうち3週間を寝たきりで過ごした経験があります。その時の辛さは二度と味わいたくありませんね。それでも少し良かったことはその病院は他の大きな病院に比べて食事が良かったこと!それと退院時にはズボンに両拳が余裕で入るほど痩せたことぐらいです(笑)。
中には家で仕事をしている方が作業能率も上がり、ストレスも少なく快適に仕事ができていたひともいることでしょう。しかしそれには個人差がある。
YouTubeの動画の中には勉強をしているだけの動画あります。それを流しながら同じように家で勉強をする子ども達がいる。自身を勉強モードにするために、同じように勉強をしている動画を流す。学校であればそれは自然にある環境!
人間が環境に合わせて行動するという本能をうまく利用している。
新型コロナによって遠隔授業が注目されています。中には学校は必要ない。自宅で勉強できる環境を整えてやれば自宅で勉強できるし、教師もより良い先生の授業を受けられるからその方が良いんじゃないか?という声があります。
そう云う人は周りに誰がいようが勉強ができたひとの話。つまり自分基準で全体を語っている。それが悪いという訳ではない。やはり同じようにそれで問題ない子ども達もいるでしょう。しかし、そんな子は放っておいても勉強をする子。そんな子が成長した大人だけで世の中が回るのであればそれが一番。
しかし、実際はそうじゃないことを知っているが悪い面しか見えてないからそんな考えになってしまう。
鷹がトンビを生む
日本では凡庸な親から高い能力を有する子どもを産んだ(育てた)出来事をこのように表現します。
ある有名な企業家で投資家はこれを地で行っています。
自身の著書でも自分の両親がいかに自分勝手で、路線図も理解できず、体験したことに感動を示さないかを赤裸々に語っていました。もちろんそのひとには現在の立場を確立する才能があったと思いますが、その両親が親だったからこそ自身がいるのかも知れないしもっとできた親から生まれれば違う人生を歩んだかも知れない。
残念ながらそれを検証する手立てはありません。
同じ人物が違う人生(親の能力やその関係、こども時代の違い)を過ごした結果の違いを示すことは100%出来ないこと。あのときこうしていれば!という思いと同じです。
これとよく似た話があります。
ある富豪が経済的に恵まれないひとが学ぶことができるように、奨学金制度を作り寄付をしたりしていた。なぜなら自身が子どもの時、勉強(進学)したかったが家の事情でそれが叶わなかった。そんな思いをして欲しくないから彼は行動をおこした。
ここまで話を聞くととても素敵なお話ですね。
この話に対してあるひとが云いました。
あなたは勉強(進学)出来ない過去を糧にいまの自分を築いたと思います。ではその時、進学が出来ていたらいまのあなたがいたでしょうか?
つまり勉強をしたかった自分がそれを叶えることが出来なかったからこそ富豪になり、もしもその時勉強が出来る状況であったなら、いまここには富豪ではなくまったく違うあなたがいるかも知れませんよね!?
と聞いたそうです。
もちろんこれには答えはありません。
勉強(進学)していても富豪になっていたかも知れない。
ただし、そのひとと同じようなルートを進んでいるひとが、この制度を利用することによって自身の生き方(富豪ルート)が変わってしまう可能性もあると云うこと。
わたし達は才能や欲求を持って生まれます。
そのうえ勉強をして考える自力をつけることができる。
才能と環境は関係しているが時にその環境が自身の才能を阻害することがある。できれば才能を活かすことでより良い人生を送ることができるように(結果的に)自分を信じて進んで生きてほしく思います。
最後まで
読んでいただき有難うございます。
これからよろしくお願いします。